はじめに
こんばんちは(*゜ω゜)ノ
現在主流の作曲方法は、パソコンでDAWを使ったDTMによるものということで、Cubaseの設定とFLStudioの設定という2つのDAWのセッティングについていろいろ話をさせていただきました。
ようやく、知識ゼロからでも始められる曲作りのお話を始めることができます。
まず、あなたが完全な初心者だったら、どれくらいの曲を目標にするとよいか?
サンプルをご用意しましたよ。
再生すると音が出ますよ、音量注意。
ワクワクしましたか?
それともガッカリしましたか?
多分大半の人は「こんなもんかよ」と思ったんじゃないですかね(´・ω・`)
もしあなたが作曲できるようになりたくてこのページを見ているなら、今お聴きのサンプルは、あなたの目指すものにはほど遠いはずですね。
ですがこれだって曲は曲です、はい。
ともあれ一番初めは、よりポピュラー音楽的な音楽を作り上げるために大切な土台を築いていくのが目標になります。
それから、「難解である」と時に揶揄される音楽理論も、蓋を開ければ、これら基礎の単なる応用に過ぎないと気付いてもらうのも、このレベルからみっちりやっていく目当てのひとつです。
逆に言えば、コレばかりは避けて通れないことってわけですよ。
応用から手をつけるのは挫折の元です。
千里の道も一歩からというでしょう?
でも、基礎の習得は千里の道(約4000km)を歩ききるよりもずっと簡単なのは、元挫折組の吾輩がお約束しますよ。
で、何から手を付けるのだね?
ここからは作曲をしていく上で最低限必要と云われる知識、すなわち楽典の中から特に基礎的で必須ともいえる内容をお伝えさせてください。
そうです、順序があるとか、いかにもな言い方でしたけど、要はここからって話です。
あとコードの前にスケールを覚えるべきだとかそういう。
1から勉強しようって人が、初手でこのあたりの順番を間違えると、結構遠回りすることもあります。
楽典ねぇ…もお典という字がお堅い香りを放っておりますな。
ですが大丈夫です。
ひとつひとつ丁寧に覚えていけば習得は容易なはず。
それに、本一冊分何もかも覚える必要もありませんからね。
「初めはDAWで作れればいいや(゚∀゚)人(゚∀゚)」のノリで行きます。
よっぽど初歩的なことでない限りは、楽譜の読み方とかも無しです。
ですので、学問として知識を網羅したい方向けでないことはご了承いただきたく存じまする。
アルファベットで音名を覚えて下され
まず始めは、ドレミファソラシをアルファベットですぐ言えるように覚えることです。
一般的に、どの教本、講座、スクールなども殆どは音名をアルファベットで表記します。
DAWも同様でして、全てアルファベット表記ですので、これは分かっておかねばなりません。
なんでアルファベット表記なのかというと、アメリカやドイツではこれが標準でして、これもいわばワールドスタンダードということですかね。
ドレミファソラシは、実はおフランスの読み方になりますぞよ。
ちなみに、日本式はイロハニホヘトになりまする(これは別に覚えなくていいです)。
各音に割り当てられたアルファベットは上の図の通りです。
調律の基準となるラの音をAとし、次のラまでBCD…とGまで続きます。
Gであるソの次は、またラですのでAに戻るといった具合ですな。
チョットマテなんでドが基準じゃないのよ(;´Д`)
日本ではドを基準に考えることに馴染みがありますけど、本当はこれらの音の基準はラなんです。
ドを基準にすることに馴染みがあるのは多分、童謡とかの明るい歌を子供に弾いて聴かせるのに都合がいいからとかじゃないでしょうかね。
詳しくは後の「スケール」についてのご説明で分かると思うんですけど、童謡なんかではドを基準にするとピアノやオルガンでは白い鍵盤だけで事足りるので、楽器を知らない方でも比較的弾きやすいんです。
とにかく難しいことは抜きにして、これは丸暗記しちゃいましょう。
ドからCDEFGABでおkです。
黒鍵の音は音名に#や♭が付きまする
鍵盤をご覧ください。
Cから順に、右に白鍵だけ弾いていけばいわゆるドレミファソラシドの音が鳴りますよね。
Cの位置は弐寺じゃなくて五鍵の方の1番鍵です。
…意味が分かりませんか?すいませんここはスルーしてもらって大丈夫です(´・ω・`;)
さて、普通のドレミファソラシドを鳴らすのに黒鍵の出番はありませんが、音楽への理解が進むにつれ、黒鍵を使う機会は増えていきます。
CからBまでは分かった!ではその間にある黒鍵は何と呼ぶのか?
これは半音記号を用います。
ある音から半音高い音には#(シャープ)、半音低い音には♭(フラット)を、音名の後に付けます。
例えばCとDの間の黒鍵、これはCより半音高いので、C#(シーシャプ)になりますよね。
あるいは、Dより半音低いのでD♭(ディーフラット)であるともいいます。
同様に、FとGの間ならF#(エフシャープ)またはG♭(ジーフラット)ですね。
AとBの間は?…A# or B♭ということになりますな。
ちなみに、半音二つ分の間隔で全音といいます。
黒鍵をひとつ挟んだ白鍵同士は、全音ということですね。
いやいや待てって!C#?D♭?一つの音に二つ音名があるの?どっちで呼べばいいのさ?
これは場合によります。
後でご説明するキーやスケールにまで理解が及べば、その時#か♭、どっちで呼べばいいかも分かるようになります。
現時点では、あんま気にしなくていいので、この半音の概念だけ覚えておけば十分です。
ところで、EとFや、BとCの間には黒鍵が無いようだが、不良品ではあるまいね?
鍵盤を見ていると気になるのが、EFの間やBCの間に黒鍵が無いことです。
これは、Eの半音上はFだからです。
同様にBの半音上はCだからなんですね。
一応、FをE#やBをC♭として扱う場合もありますが、基本気にしなくていいです。
後のスケールの項でも改めてお話しますけど、現在の音楽は、12音平均律というルールの下で出来ております。
CからBまでで、黒鍵も含めて12個あるでしょ?
Cから上のBまで、音の高さが均等に割り振られておるんですな。
で、この形は案外理に適った形をしておるってことで、黒鍵が二か所抜けているのが正常ですのでご安心ください。
むしろこの二か所に黒鍵が有る方が不良品です。
まずはこれだけ、ちゃんと覚えてください
今回の内容はこれだけです。
ひとつは、音名をアルファベットで覚えること。
もうひとつは、全音と半音(#と♭)の概念を覚えること。
たったのこれだけですが、超重要です。
何事も、最も重要なことは一番最初に集約されているといっても過言ではありませぬぞ。
初めの内は覚えることばかりなのでちょっと大変かも知れません(´・ω・`;)
ですが、最初だけです。
最初が一番大変なので、挫折者も多く出てしまうんでしょうね。
知識ゼロからでも折れずに作曲が出来るように、順番も考えてじっくり書いていきたいと思っております。
ただまあ、マジな話、千里を歩くよりは遙かに楽です。
今回はここまでです。
サヨナラー
あ、次のお話は音程(インターバル)についてです。
コチラもよろしくど~ぞ!
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