こんばんちは( ゚Д゚)ノ
先日、ドラクエ3 HD2Dの攻略が納得のいくところまで済んだので、これの感想を書こうかなーって感じでございます。
全体で見れば、まあ良作だなぁっと思っておりまして、ブランド料込みで考えてもお値段分は遊べたんではないでしょうか。

いいところも良くないところも両方ありましたので、ここで全部吐き出してこのゲームは仕舞いにしようという次第です。
HD-2Dリメイクの進化を確かめたい人の役に立てればいいかなーとか、いつも通り雑な考えの書き方にはなりますかな。
当たり前ですが、当記事はネタバレしまくりますので何卒ご了承の程を。
最終レベルは99ですが、適正レベル帯(40~50)でのクリアもしてます。
それではよろしくお願いいたします( ゚Д゚)ノ
ドラクエ3HD2Dの概要

https://store.steampowered.com/app/2701660/III
言わずと知れたドラゴンクエストⅢのHD2Dリメイクです。
リンクはSTEAM版で、価格は7678円。
スクエニから24年11月15日に発売されておりますね。
STEAM以外の機種では公式ページにリンクがあります。
良いと思ったところはここ!
まずはいいなって思ったところからですな!

まあいうて「グラフィックめっちゃ綺麗!」とか「キャラクターが喋る!」みたいなのは言ってしまえば「当たり前」ではあるので省きますけど。
(この当たり前っていう感覚もある意味問題ではあるんですけどね…この当たり前が有る限り、これからの要求も常に上がり続けていくんでしょうから。
そしてそれは要求スペックや価格の上昇という形でユーザーに返ってくるということでもあると思いますので、どう折り合いをつけるかっていうのはユーザーの問題でもありますね。)
職業システムの近代化に成功している
従来のドラクエ3の各職業が持つ個性はそのままに、近年のドラクエにある特技を取り入れておりますね。
これによって、これまでちゃんと使うことの無かった職業にも日の目を見る機会ができました。

これに加えて、強力な武器もあったりしますので、武闘家に立場を奪われていた戦士を用いる理由付けができたのは個人的に嬉しいところであります。
戦士が好きなので(これまで使わなかったんですけどね)。
もちろん戦士に限らず、有用な特技が多く実装されているので、どんな構成でも割りと楽しく進められるのは良いポイントだと感じております。
とりあえず武闘家の会心必中は覚えましょう…メタル狩りが捗ります( ゚Д゚)
今回は闘技場やすごろくに代わってバトルロードがミニゲームとしてあるわけですが、新職業のまものつかいとちゃんと絡めてきてますね。
まものつかいが居れば野良モンスターを無条件で加入させられるし、特技の魔物呼びは防御無視で単純に強くなりますな。
威力は集めたモンスターの数依存なので、真価を発揮するのは後半になりますけど。
オルテガのエピソードが充実してる
これまでのドラクエ3では、主人公が期せずしていろんな所でオルテガの痕跡を追っていき、満を持してゾーマ城で再会、別れという流れでした。
まあそれ自体は今回も同じなんですが、各所で知ることのできるオルテガの足取りに回想シーンが追加されていまして、物語性がより充実しておりますね。

今回はブルーメタルでオルテガの兜を鍛え直すイベントも新たに導入されていまして、遂にオルテガの兜=ロトの兜という設定がゲーム内で公式設定になったことになります。
後付けと言ってしまえば、確かにそう。
ですが、設定的に今まで希薄だった部分が肉付けされていく瞬間に立ち会うことが嬉しいってのもまた事実ですので。
こういうの、嫌いじゃないので。
ま、そういうのが好きか嫌いかってのは単なる好みの話ですな。
Ⅰ&Ⅱに明確に繋げる終わらせ方
ここも後付けですけど、今回は明確にⅢからⅠ&Ⅱへと物語を繋げるためにエピローグが追加されておりますな。
整合性を取ることに余念がないとでも言いますか、このHD2Dを企画した最初の段階からⅢ→Ⅰ→Ⅱの一本の確かなストーリーラインは確立するつもりだったんでしょうけど。
どんな感じかっていうと、竜の女王に仕える神官長が実はハーゴンでしたっていうオチで、ということは竜王はハーゴンが育てたってことになりますな。

まあ知らない人は動画見ていただくのが一番早いです(露骨な誘導)。
下手に余計なストーリーや設定の改変をせずに、従来のものを補完する形でイベントを追加するに留めてくれたのは英断だったと言ってよいかと。
この辺は、ゲームや漫画アニメの実写化がなぜ叩かれるかを制作が理解していたのかなって勝手に思っておりますが。
既存の作品に余計なことをすると大体コケますからね( ゚Д゚)
良くないと思ったところはここ!
ビッグタイトルだからこそ、完璧は期待してないっていうのは正直あります。

それはゲームやる人にとっては、ある程度同意いただけるんじゃないかと思います。
はじめから沢山のプレイヤーを想定せねばなりませんし、制作側も大量のスタッフを動員してます。
目指すは最大公約数としてのベスト。
個人の好みを配慮するのは元々無理な話ですからな。
それでもなお、改善の余地がありそうだなってところを書いてみますです。
難易度を選択できる必要性に疑問

今回は設定から、難易度を3段階から選択することができますね。
ですが、どの難易度にしても、体感としてそんなに大きくは違わないなーってのが実際のところでした。
まあ、簡単にすればこちらが死ななくなるんですが、だからなんだって感じ。
難易度をいばらの道にすれば敵が強くなる、これはまあ分かります。
いばらの道にすると経験値とお金の取得量が少なくなる…これは別に要らんのでは?
敵が強くなるのを歓迎する人はいると思いますけど、稼ぎ時間をわざわざ伸ばしたい人っていうのがどれくらいいるのか…?
特に最近の人は時間にシビアな人が多いですからね…。

しかも難易度を変えても大して変わらないんだったら、選ぶ意味もあんまり感じられませぬ。
そんなことにリソース割くくらいなら、難易度は固定にして、ドラクエ11sにあった縛りプレイのオプションを引き続き導入して縛りの種類を増やすとかしてくれればよかったんです。
全滅しちゃう人がいるかもしれない?(´・ω・`)知らんがな
だったらレベル上げればいいんですよ、ドラクエって本来そういうものじゃないですか。
ただでさえ過去リメイクより甘過ぎるくらいなんですから、そんな補助輪2つも3つも付けなくていいです。
戦闘バランス
これは一概に良くないと言うのもどうかとも思うんですが、特に後半の戦闘バランスが崩れてしまっていますな。
レベルアップ時のステータスの上げ幅が新作のドラクエに寄せてあって、仲間がけっこう簡単に強くなっていきます。
それに職業特技を覚えるようになっていますので、こちらは相対的にかなり強化されています。

そのわりに敵モンスターの強さは…体感そこまで調整されているような感じがない気がしますな( ゚Д゚)
といっても、何も変わってないとかいうわけではなく、敵も特技を使ったり火力が強化されているのも中にはいました。
なので、全く調整していないというわけではなさそうです。
中盤くらいまではそれもあんまり気にならないのでいいんですけど。
後半に入ってくると、ちゃんと戦闘してれば転職した上にレベルもそこそこ上がってると思います。
するとこちらが大分強くなっていますので、ネクロゴンドあたりの敵にもう全然脅威を感じない。
トロルも地獄の騎士もなんてことないです。
バラモス城だって初入城で半分くらいの戦闘は1ターンで終わっちゃう( ゚Д゚)
ネクロゴンドで何匹かはぐれメタルを狩ったのは認めますが、ちょっと強くなりすぎかなという感は否めません。
山彦の帽子もあるし( ゚Д゚)
バラモス城到達時点でパーティーレベルは平均36程度、概ね適正レベル(旧Ⅲでは)を少し上回る程度で難易度はバッチリを選択中の話です。
ですが、レベルは同じでも旧Ⅲと比べるとなんかステータスが高い気がする…。
で、これも体感なんですけど、こっちは強くなってるのに敵の強さは旧Ⅲからあんまり変わってないような気がして。
はじめに「一概には言えない」と予防線を張っといたのは、「気がする」だけで確証が無いからなんですけど、気のせいとも思えないんですよね。
全プレイヤーが同じレベル帯で進めるとも限らないし。
パンドラボックスは語り草になりそう
むしろスクエニがパンドラの箱を開けちまったんじゃないの?的な話ですな。

黒歴史的な扱いにされたとしても吾輩別に驚きませんよ( ゚Д゚)
パンドラボックスが性格悪い。
神竜撃破後のお願いで一番下を選ぶと行けるようになる試練の神殿。
ここで奴と遭遇することになりますね。
ミミックと同じように宝箱に扮している他、斧と杖の試練やブーメランと爪の試練の戦闘でも、こいつと戦うことになります。
どうやら個体毎に行動パターンが決められているみたいでして、宝箱を開けたら出てくるやつはまだマシな方です。

他の雑魚よりは圧倒的に強いながら、普通に戦っても倒すことができますからな。
イベント戦闘のパンドラボックスが特にヤバくて、3回行動、仲間呼びまくり瞑想しまくりで全く倒せません( ゚Д゚)

動画ではギリギリもギリギリで2体倒せたものの、その後4体のパンドラボックスのおかわりが来るっていう。
何秒か放心してしまいましたな( ゚Д゚)

レベルは99なのにこれでは…普通にやってたらどうやったって無理なので。
このパンドラボックス、別に個人的に気に食わないだけではなくて、ネットでも散々に言われておりますが…。
吾輩なりにこいつがダメな理由は2つあります。
1つは裏ダンジョンでという間の悪さ。
まあ本編でこいつ出してても悪評は出まくったでしょうけど、裏は裏でこういうのは良くないわけがあります。
裏ダンジョンは本編をクリアして、育てに育てた自慢のパーティーの(過剰ともいえる)力を遺憾無く発揮できる場所なわけです。
そこにこんな特殊な勝ち方を求められる敵を出されてしまっては、これ以上の肩透かしはありませんぞ( ゚Д゚)
プレイヤーからしたらそんな自慢のパーティーを否定されて馬鹿にされてるような気にもなります。
更にこの後に正統派の大ボスを置いてるからって、いくらなんでも心象悪いです。
2つ目の理由はノーヒントであること。

試練に挑むにあたって武器を指定されたり、戦闘前にいかにも真っ向勝負で勝たねばならないような雰囲気を出してるくせに、ふたを開けたらこれですよ( ゚Д゚)
そのくせ実質ノーヒントで勝ち方に辿り着かねばなりませんから、試行錯誤に至るまでにも壁があります。
マリオメーカーの自作ステージと同じみたいなノリでこんなことされたら、自力攻略できる人の方が圧倒的に少数派になっちゃいますよ。
天下のドラクエで何してくれとんじゃ!…ってことです。
パンドラボックスの倒し方
バシルーラで吹っ飛ばせば勝てます。

スクエニのリメイク商法に対する心境の変化
ところで話は変わりますけど、吾輩はドラクエやFFのリメイク商法は正直あんまり良く思ってなかったんですよ。
出しゃあ売れるのは分かりますけど、それにしたってやり過ぎなんじゃないかって。

他にやることはないんかって( ゚Д゚)
ま…でもね、そんなん言ったってしょーがないビッグタイトルですし。
ドラクエⅢなんてエニックスの黄金時代の作品ですから、リメイクに今更何か言うものでもないっていうのと…。
あとは鳥山明先生とか、すぎやまこういち先生のことですよね。

先生方のドラクエへの業績は確かなものですから、それをこうやって残していくことには意味があるだろうって思いまして。
そう考えるとドラクエのリメイクってけっこう肯定的に見られるかなーって( ゚Д゚)
でもそれって、ファンのより一層鋭い眼光にさらされていくということでもありますからなぁ( ゚Д゚)
鳥山先生やすぎやま先生の名前を背負って、スクエニには頑張ってもらうしかありませんね。
我ながら他人事だなーって思わんでもありませんが、一ファンとしてはそれくらいしか言えることがないですからねw
そんな感じで、ドラゴンクエストⅢHD2Dのレビューを〆としたく存じます。
お読みくださりありがとうございました。
また何かの機会がございましたら、よろしくお願いいたします。
さよならー( ゚Д゚)ノ
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