【リズム感を良くしよう~ウラ拍の感じ方~①】リズム練習の前に知っておきたい事,リズムの取り方のイメージ

前回までは、ギターソロに関する記事を書いてきました。

→【ギターソロを弾こう~両手のコンビネーション編-その①~】←

→【ギターソロを弾こう~両手のコンビネーション編-その②~】←

→【ギターソロを弾こう~両手のコンビネーション編-その③~】←

ここで少し、リズムに関する記事を挟んでみます。

特に、初心者の方には、ぜひとも読んでいただきたい内容です。
中級以上の方でも、何か新しい気付きをもっていただければと願います。

『リズム感を良くするためには?』

よく耳にする答えは、「ウラ拍を感じること」これですよね。

『ウラ拍って何?』

まずはそこから説明していきましょう。

リズム(音符)には、“オモテとウラ”という概念が存在します。

オモテ=On Beat
ウラ=Off Beat

一般的には、そんな風に呼ばれていたりします。

4分音符でクリック(メトロノーム)を刻むとして、図で表してみます。

<8分音符のウラ拍>

ちなみに、
上図は8分音符を基調としていますが、3連符を基調としたものや、16分音符を基調としたものもあります。

<3連符系のウラ拍>
※シャッフル(3連中ぬき)と6/8では、フィーリングが違います
<16分音符のウラ拍>

では、実際のところ、

「ウラ拍を感じながら演奏するといい」

しばしば耳にするこの言葉、具体的にはどういう事なのでしょうか?

実は・・、
単純に、ウラ拍を意識しながら演奏したところで、良いフィーリングのリズムは生まれません。

そこには、日本人が使う『日本語』という言語に潜むリズムが関係してきます。

日本語に潜むリズム?

普段は意識せずに話している言葉ですから、ピンとこない方がほとんどかと思います。

例として、

・こんにちは。
・今日もお疲れ様
・飲みに行こうよ!

この3つを、音符に当てはめてみましょう。

日本語のリズム「こんにちは」
日本語のリズム「今日もお疲れ様」
日本語のリズム「飲みに行こうよ!」

これが、日本語のリズムです。
特徴としては、“オモテ拍(On Beet)”の後ろに“ウラ拍(Off Beet)”がくっついてきています。

幼いころから日本語を話し続けている私たちは、音楽を聴くときや楽器を演奏する時も、自然とオモテ拍の後ろにウラ拍を感じています。

実は、この日本語のリズムの特徴こそが、ひとつの落とし穴となってしまうのです。

現代のポピュラーミュージックは、ほぼ英語圏で生まれた音楽です。
つまり、ロック・ポップス・ブルース・ジャズなど、ほとんどのジャンルは英語のリズムの特徴のうえに生まれたといっても、過言ではないでしょう。

良いフィーリングのリズム、つまりはグルーヴ感あふれるリズム。
もちろん、ジャンルによって様々なグルーヴ感があります。

レコードから溢れる、音楽の先人たちが奏でるグルーヴィーなリズム。
メディアから聴こえる、今どきのノリノリなリズム。

楽器を演奏し、そんなリズムを生み出すための秘訣はきっと、英語のリズムの特徴、その中に隠されているに違いありません。

・・少し長くなってしまいそうなので、今回はこの辺りで筆を置こうかと思います。

次回はいよいよ、英語のリズムの特徴に触れて。
さらに、それを踏まえてどのようにウラ拍を感じると良いのか?
その秘訣をご紹介します。

→【リズム感を良くしよう~ウラ拍の感じ方~②】←

では、今回はこの辺で!

by Akimaru

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