【エフェクターを使いこなす】~歪み系③~僕自身の歪み系エフェクターの使い方(前編)

ブースターとしての使用

高校生になり、アンプの歪みを手に入れたく、
フルチューブの60Wコンボアンプを手にしました。

ハイゲインなモデルでしたので、
アンプ単体でも十分歪むのですが。

雑誌で読んだ、BOSS『OD-1』の記事に興味を持ち、
ネットオークションで『OD-1』を手に入れます。

(※今考えると、高校生で『OD-1』欲しがるとか変態です)

前項の『OS-2』と比べ、『OD-1』歪みも浅く
とても頼りない第一印象だったのを覚えています。

しかし、
雑誌で読んでいた、ブースターとして使った『OD-1』
(※Drive“0~僅か”,Level“多め~10”)

そのサウンドに、名機と呼ばれているのを深く納得しました。

アンプのみの歪みでは、音に角がたつ印象だったものが。
『OD-1』を挟むことによって角がとれ
そして、中音域のまろやかさもミックスされ、心地よい。

この当時の僕の使い方は、
使用するペダルのトーンの個性をプラスする感じなので、
“フィルター的な使い方”と言い換えても良いかもしれません。

“ブースターとして使う”というと、
アンプをクランチにセッティングしておき、
さらに深い歪みが必要なリフやソロでペダルをONにする、
という感じでしょうか。

この使い方だと、バッキングではクランチ・サウンド
ペダルをONにしたリフやソロでは、歪みが深くなるだけでなく、
『OD-1』の豊かな中音域をプラスした、
心地よくも前に出るリード・サウンドになる、というわけです。

(※前記事で書きましたが、歪みの仕組み上、
歪んだアンプの前段にVolume“10”のペダルを置いても、
歪みが深くなるだけで音量は上がらないのでご注意を。)

この、『OD-1』~チューブアンプという歪みの音作りは、
高校時代から23歳頃まで続け、よく“良い音”との評価を頂いていました。

JC-120での歪み音作り

23歳の時に関西から東京へ上京し、
都内で活動するバンドに加入することとなりました。

関西にいたころは、当時のバンドメンバーの車で、
でっかいアンプでも運んでもらってましたが。

東京では車もなく、電車移動

そのため、ライブハウスやスタジオに置いてある、
ROLAND『JC-120』を使用する頻度が上がりました。

その頃のバンドでは、深い歪みは必要なく。
JC-120を使う場面でも、その他のチューブアンプを使う際でも、
Ibanez『TS-9』で事足りていました。

しかしながら、バンド解散後は固定のバンドには属さず、
サポートや、ちょっとしたギターの仕事などの活動を始め、
必要な歪みの種類も様々になってきました。

その頃に出会ったのが、ProCo『RAT』です。

80年代の、いわゆる“RAT1”と呼ばれるもので、
1台でも十分な深さの歪みを持つペダルをと、手に入れました。

名機と呼ばれる機種だと知ってはいたものの、
弾いてみたのはその際の試奏が初めてで。

そのアンプライクな歪みの質・使用感と、
なんとも言えない甘いトーンにノックアウトされ。

今では僕のフェイバリットな歪みペダルで、
もう手放せない存在となっています。

そんな『RAT』リードサウンド用として用い、
バッキング等では『VOODOO-1』を。
後にそれを『チョコとボング』に買い替えて使っていました。

2種類の歪みをスイッチャーに組み込み、
手元でのボリューム操作と組み合わせて、
状況に応じた歪みサウンドを作っていました。

次回は…

僕自身の歪みエフェクター遍歴と、
その時々の使い方を書いてきましたが。

思ったより長くなりそうなので、
この先は次回にしようと思います。

次回からはギター中心の生活をやめ、
正社員として働きながら、
自身の趣味で音作りをしていく過程です。

では、今回はこの辺で!

by Akimaru

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