【エフェクターを使いこなす】~歪み系②~歪み系エフェクターの種類

ディストーション [distortion]

ディストーションはオーバードライブよりも深い歪みで、
クリーンにセッティングされたアンプに単体で使用しても、
十分な量の歪みが得られます。

代表的な機種としては、

  • BOSS『DS-1』
  • MXR『DISTORTION+』
  • ProCo『RAT』

などが挙げられます。

単体で十分な深さの歪みを得られるので、
足元のエフェクターメインで音作りをする場合、
とても重宝すると思います。

しかしながら、歪みを抑えたセッティングにして、
先程のオーバードライブのような使われ方もします。

加えて、オーバードライブと比べて、
機種ごとのキャラクターの個性が大きく異なる印象です。

僕が愛用しているのは、ProCo『RAT』です。
(※85年製と86年製の、いわゆる「RAT1」)

単体でも十分すぎる歪みが得られ、
歪みを落とせばオーバードライブのような表情も見せます。
そして、手元のコント―ロールの反応も抜群。

音作りの核として使用しており、
特に僕自身と同い年の85年製RATは、もう手放せません。

ファズ [fuzz]

オーバードライブやディストーションとは歪みの質が違い、
潰れるような深い歪みを持つのがファズです。

しかしながら、エフェクターの歴史を紐解いてみても、
古くから使われてきたエフェクターです。

代表的な機種としては、

  • Dallas Arbiter『Fuzz Face』
  • ROGER MAYER
  • ELECTRO-HARMONIX『Big Muff』
  • Z.VEX『Fuzz Factory』

などが挙げられます。

その独特かつ強烈な歪み方を使い。
攻撃的かつノイジーなフレーズに使用されたり。

アタックが潰れる感じを利用し、空間系のエフェクターを絡め、
逆に、とてもスムースな音作りに使われたり。

最初は扱いにくいのですが、
扱いに慣れると非常に個性的な音作りが出来る、
とても強力な武器となり得ます。

僕自身、
現行の『FuzzFace』(Eric Johnsonモデル)を所有しています。

Fuzzの扱いにはまだ慣れていないので、
そのサウンドを自分のものにするため、
試行錯誤をしている段階です。

このFuzzFaceは、手元のVo.を絞ると、
「鈴鳴り」と呼ばれる独特なクリーントーン(クランチ)になります。

この「鈴鳴り」と、
「ヴァイオリン・トーン」と呼ばれるスムースな歪み、
そして荒々しいFuzzサウンド。

これらを使いこなすまでまだ時間が必要ですが、
自分のものとしたときの強みを目指し、研究しています。

次回は…

今回は、
大きく分けて3種類の歪み系エフェクターについて、
それぞれの特徴をザッと書いてきました。

3種類とはいっても、2種の中間的な性質だったり、
また、独特な付加価値的な特徴を持ったモデルも多くあります。

気になったものはぜひ試奏してみて、
あなたの音作りのベストチョイスを見つけてください。

次回は、
僕自身の歪みエフェクターの使い方について、
書いてみたいと思います。

では、今回はこの辺で!

by Akimaru

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)