いつも自宅でのPC作業中には、Windows10でiTunesを使用して音楽を再生しています。
スピーカーは、電気量販店で売っているELECOM製の「MS-W02W」というモデル。
今ある環境でもっと良い音質を実現できないかと、PCのサウンド設定や、iTunesのイコライザー・環境設定で、色々と試行錯誤しました。
結果、そこそこ満足のいく音質を得られました!
そこで、色々と試してみた内容を、この記事にまとめてみたいと思います。
ELECOM/MS-W02Wのスペック
まずはスピーカー、ELECOM製の「MS-W02W」について。
電気量販店でも見かけるモデルで、なかなかスタイリッシュなデザインを気に入って購入しました。
価格も購入価格が3000円台とリーズナブル。
写真中央のボリュームの付いている箱がサブウーファーとなっており、小さいサイズながら低音の再生能力も、そこそこ。
カタログ上では、再生可能音域は“30Hz~18kHz”となっています。
もちろん本格的なスピーカには及ばないとしても、価格からして十分としましょう。
そして、音源再生アプリであるiTunesのイコライザーは、32Hz~16KHzでの調整ですので、Qの巻き込む範囲を考えても丁度いいかも知れません。
まずはPC(Windows10)側の設定
まずはPC側のサウンド設定です。
「ウィンドウ・キー(スタート)」を押してから“control”と入力すると、「コントロールパネル」が出てくるのでクリックします。
コントロールパネルは“カテゴリ”で表示して、
「ハードウェアとサウンド」→「オーディオデバイスの管理」と進んでいきます。
下図のウィンドウが開くと、「スピーカー」が2つ表示されていました。
一つは内部スピーカー、もう一つは接続しているMS-W02Wです。
どちらがMS-W02Wなのかを確認するには、片方のスピーカーを選択して「プロパティ」をクリックします。
[ジャック情報]に、“リアパネル 3.5mmジャック”と表示されているのがMS-W02Wです。
MS-W02Wがどちらなのか確認したら、それを選択して「構成」をクリック。
“ステレオ”を確認して「次へ」→「フロント左とフロント右」にチェックを入れて「次へ」→「完了」、と設定します。
次は、
MS-W02Wを選択して「プロパティ」に進みます。
“Enhancements”タブの中の、「Bass Management」にチェックを入れます。
“Enhancement Properties”の「Settings…」から、「Home Theater」を選択します。
そして、「詳細」タブの中の「既定の形式」を、24ビット/96000Hzに設定します。
最後に、忘れずに「適用」→「OK」です。
これで、PC(Windows)側の設定は完了です。
iTunes側の設定
PC側の設定が終わったら、iTunesを立ち上げて設定します。
iTunesの「編集」から「環境設定」を選択し、「再生」タブを選択します。
“サウンドエンハンサー”にチェックを入れ、下図の辺りに設定します。
“オーディオの再生方法”は「Windows Audio Session」、
“オーディオのサンプルレート”は「48kHz」(96kHzでもいいかも)、
“オーディオのビット/サンプル”は「24」、
に設定します。
最後に、イコライザーの設定です。
「表示」から「イコライザを表示」を選択して、イコライザーを表示させます。
下図は何度も試した後に、一番納得できたイコライジングです。
「オン」にチェックを入れるのをお忘れなく!
ベースにしたのは、“ロック”というプリセットです。
MS-W02Wは小さいスピーカーですので、“ロック”よりも低音を持ち上げ、
その他の細かい部分も調整しました。
これ以上、低音を上げてしまうと、サブウーファーが耐えられずに妙な振動音が出てしまいました。
16kHzはこれ以上に上げると、耳に痛い感じが出てきてしまい耳障りになってしまいました。
“プリアンプ”は0のままだと、スピーカーへ過大入力をして音が歪む可能性があるので、図の位置にしています。
イコライザーのセッティングに関しては、使用しているスピーカーによりけりで変わってくるかと思います。
激変した音質
以上の設定を試行錯誤してみて思ったのは、
しっかりと設定してやらないと、スピーカーの性能を出し切れず、メチャメチャ勿体ない!!
という事でした。
この小さい安価なスピーカーでも劇的な変化があったのですから、さらに良いスピーカーの場合、このような設定はますます大きな意味を持ちそうです。
もしよろしければ、この記事をぜひ参考にしていただき、“満足できる良い音”で音楽を聴いてみてください。
PCに向かうのが、ちょっと楽しくなるのは間違いありません。
by Akimaru
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