【レクサス/CT200h Fスポーツ 試乗記①】厚化粧プリウスではない!作り込まれた上質上品な乗り心地とハンドリング。

先日、某LEXUSディーラーにて、プレミアム・コンパクトカーと呼ばれている、CT200hを試乗してきました。

今の車、車検を通したばかりなのですが、次の車検のタイミングで買い換えを検討しており、しっかり真面目な試乗をしてきました。


わざわざ県外のLEXUSディーラーへ?

私は北関東在住なのですが、今回伺ったのは、千葉県F市のLEXUSディーラーさん。

昨年、トヨタ車にサーキットで試乗できるというイベントに出向いたのですが。
そこに、高価なLEXUS/LC500(5L,V8)の試乗車を、サプライズで持ち込んでおられたのが、今回伺ったLEXUSディーラーさんでした。

『LEXUS / LC500』
V8:5000cc [477ps/55.1kgf・m]

LC500でサーキットを駆け抜けるという、なかなかできない、楽しすぎる体験。
しかも走行直前にディーラーの方、

「せっかくのサーキットですし、モードを“スポーツ+”にしちゃいましょうか(目が合ってお互いに、ニヤリ)」

数周の走行。咆哮と呼べる加速時のサウンドと、とても2トンの車とは思えないコーナリングに、ひたすら心酔しきってしまいました。


後日、興奮覚めやまぬまま、ディーラーさんへお礼状を書きました。

すると!?
便箋で返信が届き、開けてみると、お返事は万年筆で丁寧に手書きされていました。感動・・。

他県に住んでいようとも、レクサスの店舗を訪れるなら、もう千葉県の某ディーラーさんしかあり得ないです。

しかしながら、LEXUSディーラーでの接客対応については、所属する販売会社が店舗ごとにまちまちなこともあり、店舗によって質や個性に特徴があるようです。

そして、試乗車へ乗り込む

と、前置きが長くなってしまいました。

では実際のディーラーでの試乗について書いていきます。


まず、マイカーで店舗へ到着。何てことないトヨタのコンパクトカーで伺ったのですが、乗っている車種など関係なく、とても丁寧な対応をしていただきました。

次に、商談席で簡単な書類記入。そして担当者さんと、車についての雑談。 なかなか車好きな担当者さん。

「では、実際に乗ってみましょう!」ということで、試乗車へ。


用意されていたのは、2017年の2度目となるマイナーチェンジ後の最新型(当たり前ですが)。
グレードはFスポーツ

【CT200h/F sport】

カラーはソニックチタニウム+ブラックルーフで、塗装の光沢感は流石LEXUSというか、上位モデルさながらの風格を漂わせます。
(これは実車を見ないとなかなか感じられない部分かもしれません)


実は、車に乗り込む際、2・3回ドアを開け閉めしてしまいました。
というのも、ドアを開けた際の感覚で「ん・・?」と思い、そのまま乗り込まずに一度ドアを閉めてみる。

「・・・、やっぱり。」

ドアを閉めた時の感覚が、高い剛性を持つ車のそれだったんです。
同じトヨタ系の車でいえば、JZA80スープラに乗った時の感覚を思い出しました。

『TOYOTA / JZA80supra(turbo)』
直6:3000cc [280ps/44.0(46.0)kgf・m]

流石にCT200hは車格が違いますし、80スープラと同程度の高剛性まではいかないまでも、ドアの開閉だけで剛性感を感じるのには驚きました。
CT200h程の車格を持つ車の中では、ワンランク上の剛性を持っている印象をうけ、実際の走行がとても楽しみになったのでした。

いよいよ走行開始

カッコイイ車は見ていてもワクワクしますが、やはり車は走ってナンボ。
肝心の走りはどうなのか?

まず、一般道を流していて感じたのは、足回りが硬めだということ。グレードがFスポーツということで、硬めにセッティングされているのでしょう。
しかしながら、単にゴツゴツするばかりの乗り心地ではなく、不快な振動はしっかり抑えられています。

運動性能の為の足回りの硬さと、快適な乗り心地の為の足回りのしなやかさ。
相反するこの2つの要素を、入念にバランスをとってセッティングされている印象。

「どれだけの試行錯誤を繰り返したのだろう?」
足回りをはじめ、その他の要素も含めて。開発に関わった方々の熱意を感じる乗り心地です。

走行モードによるレスポンスの違い

CT200hには、「eco・Normal・SPORT」という3つの走行モードがあります。

最初のうちは「Normal」モードで走っていました。パワートレインはプリウス等と同じハイブリッドシステムということで、アクセルの感覚はどこか似ています。 

モードを「eco」に切り替えてみると、モーター駆動の比率が上がったのでしょうか?同じアクセルの踏み方では、なかなか加速しません。まさに「eco」、このモードは使い方次第だなという印象でした。

交通量が少なく、前後に車がいないような状態であれば、このモードで燃費を伸ばす、というのも良いでしょう。しかしながら、交通量が多く、キビキビとしたストップ&ゴーが必要な場面では、交通の流れを乱しかねず、結局は深くアクセルを踏み込んで運転していました。

交通の流れを乱すような、過度にゆっくりな発進は、青信号時の通過車両数を減らしてしまい、周囲にアイドリング車両を増やす結果となり、逆に「eco」ではなくなってしまいます。 

次に、「SPORT」モードに切り替えてみます。モーターを駆動している通常の電圧500Vから、「SPORT」モードでは最大650Vまで電圧が上がります。
アクセルを踏み込んでみると、「Normal」と比べてもレスポンスはかなり上がっています。
このモードでは、モーターのトルク感が顔を出している印象。 

特に不満は無いほど、十分にな加速をもっているのですが。
最近は、『日産/ノートe-power nismo』や『マツダ/デミオ 1.5ディーゼルturbo』など、実用域での素晴らしい加速、そして燃費を両立した車種が存在しています。

パワートレインに関しては、いささか物足りなさを感じるのも事実です。

思わずニヤリとしてしまうハンドリング

パワートレインに関しては、前記した通りなのですが。
ことハンドリングに関しては、ノートやデミオを、しっかり凌駕する楽しさを持っていました。

クイックなカーブでの、グッとハンドルを切った際の、ノーズの入りが想像以上に良い。
思わず顔がニヤけてしまう気持ち良さと爽快感!

そのコンパクトな見た目にもかかわらず、意外と重い車体を持ちながら(プリウスよりも重い)、この軽快なハンドリングを実現しているのことに驚きです。

そして運転していた私だけでなく、同乗していた連れ合いも、
「カーブで不快なGがかからなくて、ゆったり乗っていられる。」
との感想。

これらは、車体の剛性と足回りの良さが、とても高いレベルにあることの現れでしょうか。
また、Fスポーツ専用本革シートの、ジェントルなホールド感も影響していたのかもしれません。
パワートレインの非力さを十分にカバーできる程の、運転する楽しさと乗り心地を秘めている車だと感じました。 

CT200hは、LEXUSのラインナップの中でのエントリーモデルであり、
ハイブリットのみの設定しかされていない車種です。
実用的な燃費性能をハイブリットのパワートレインで実現し、コンパクトな車体を活かした軽快なハンドリングを楽しむ。

実用車として日常の足を活躍の場にしながらも、運転する楽しさを上品に楽しめるパッケージング。
2011年のデビューから長きにわたって愛される理由も、実際に試乗して十分に感じられました。 

次回、

【レクサス/CT200h Fスポーツ 試乗記②】純正でも秀逸なハンドリングを生む剛性と足回り、ホイールとタイヤサイズ。

2019年4月24日

より細かい部分をレビューしていきます。

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