前回、Fコードのコツを紹介しました。
ここからは、もっと視野を拡げたFコードの攻略法を紹介していきます。
前回の最後にFコードの壁は杞憂に過ぎないと書きましたが、これを読み終えたなら、あなたはFコードの壁を簡単にすり抜けていると思いますよ。
まず、Fコードの壁の正体を暴いてしまいましょう。それは、とっても単純。
壁に近づきすぎて、Fコードの壁が大きく高く見えているだけ!
Fコードの壁にぶつかったからといって、その壁の前に留まる必要はありません。少し離れてみて、遠くからFコードを見てみましょう。
Fコードから離れていくと・・、お?他にも沢山のコードが見えてきたようですよ。Cコード、Gコード、DmやAmも見えます。F♯dimなんてレアキャラもいますね。
さて、これらのコードは何故そこに集まっているのか・・。おっと、思い出しましたか?
そうです、曲を構成するためコードが集まり、そしてあなたは曲の楽譜を見ています。Fコードは、その曲を構成するコードの1つにすぎません。
ではもっと離れて、その曲を遠くから見てみましょう。
コードの集まりの他にも、違う集まりが見えてきたようです。曲の中にある集まりは、3つあるようです。
『メロディ』『ハーモニー』『リズム』(※音楽の3大要素ってやつですね)
コードの集まりは、この中の『ハーモニー』です。
・・・あれ?Fコードの存在が小さく感じてきませんか?
あなたがギターを弾くのは、曲を弾く、すなわち音楽を奏でるためであり、Fコードを弾くのは手段でしかありません。
Fコードの壁に近づきすぎて、危うく手段が目的になってしまうところでした。
でもやっぱり・・、初心者の頃は難しいFコード。あの曲を弾きたいけど、Fコードで詰まってしまって、1曲通して弾けない・・。
じゃあ、とりあえずFコードを簡単にした押さえ方で弾いて、その曲を通して弾けるようになりましょう!
実際に押さえるとこうなります↓
こんなんで良いんですか?ええ、良いんです。
何故か?
初心者の頃は、ギターに必要な握力もついてないですし、指先の皮膚も柔らかいままです。日々楽しく練習していると、握力がついて指先も固くなってきます。
僕はギターで音楽活動をしている頃、右利きなのに握力は左手の方が20kgも強く、指先はタコになってカチカチでした。
Fコードは簡単にした押さえ方でも全然オッケーなので、ギターを弾き続ける事が一番大切です。
そうしているうちに、Fコードの難易度は、どんどん下がっていきますから。
最後に、もっと視野を拡げて見てみましょう・・。
ギターで曲を奏でる、音楽を奏でることは、いったい何の為なのか。
どんな形であれ、あなたの人生を豊かにする為ではなかったですか?
そのことを見失わないでくださいね!
ちょっと回り道して楽しんだって、全然オッケーなんですから。
次回は・・・、
では、今回はこの辺で!
by Akimaru
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