素晴らしいミュージシャンの命日がやってきます。
X JAPANのギタリストとして活躍し、後のソロ活動でも多大なる人気を獲得。
平成を代表するような名曲も残した、hideさん。
彼の愛した、あの印象的な模様が描かれたギター達、そこから奏でられるギタープレイ。
hideさんの音について見ていきたいと思います。
hideさんとモッキンバード
hideさんといえば、やはりこのギター。
「モッキンバード」と呼ばれるシェイプのギターで、国内ではモッキンバードといえばhideさん!というほど、彼を象徴するギターです。
X JAPANの頃から一貫してモッキンバードを愛用しています。
そして特に目を引くのが、そのエモーショナルな模様のペイント。
イエローハートと呼ばれる、黄色地に赤いハートマークが印象的なモデルや、黒地に細かいカラフルな装飾が描かれたモデルが有名ですね。
その他、アクリル製のスケルトン・カラーのモデルや、単色のシックなモデル、また木目の出たモッキンバードらしいモデルも使用されていたようです。
ちなみに、このモッキンバードというギター、ギター自体の重量バランスが良くないのです。
そのせいで、ライブ等で立奏する際にストラップで肩にギターをかけると、ギターのヘッド側(糸巻のついている側、先っぽの方)が徐々に下がっていてしまいます。演奏者は、左手でそれを支えながら演奏しなくてはならず、少し厄介なのですが。
それでもこのモデルを一貫して使用していたhideさんの、このモデルへの入れ込み具合が伺えます。
このヘッド下がりを低減するため、ストラップピンの位置を変えたりと、色々と工夫されていたようです。
亡くなられた時に製作段階であったモデル
そして、hideさんが亡くなられた頃に、まだメーカーと製作の打ち合わせ段階であった、幻と呼ばれるモデルも存在します。
その後、メーカーから限定モデルとしてシグネチャー・モデルが発売されましたが、そのカラーは木目調のまま。
まだまだ打ち合わせ段階でhideさんが亡くなられ、カラーさえも決まっていなかったのではないでしょうか。
しかしながら、そのシェイプやコントロール系の配置から、愛用のモッキンバードの特徴が色濃く残っていますね。
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